DOMOTEX 2010 Hannover
フロアカバーリング=床材に関する見本市 DOMOTEX2010 に行ってきました。
今年のハノーバーは雪景色。
毎回思うのですが、もう少し早い時期に、9月ごろに開催してくれないかしら。
1月にこちらでじゅうたんを仕入れても、日本の寒い時期には間に合わない!
…でも、見本市に並んでいるのは、手織りじゅうたんだけではなく、機械織りのものも、フローリングシートも、タイルの床材もあるわけで、伝統的にやはりこの季節なんでしょう。
今年の手織りじゅうたんのホールは、19~23。
2年前に比べて、だいぶスペースが小さくなりました。
特に印象的だったのは、シルクのじゅうたん=いわゆるペルシャ絨毯がまったくというほど展示されていなかったこと。
全体に、地味な雰囲気なのは、超ハデハデなペルシャ絨毯の展示がないせいでしょうか。
でも、各国のバイヤーのじゅうたんセレクトは、2年前より活気があるように見えました!
出展者側のスタッフも、以前に比べると必死に売ろうという気合が漂っていて、一度じゅうたんの山を開き始めたら、ノンストップで一番下まで開いて見せてくれるのです。
私たちも、今年は情報収集だけではなくて、しっかりとキリム&ギャッベを買い付けました。
ヨーロッパのマーケットのために、各社が厳選して集めてきた商品ですから、サイズもそろっていますし、コンディションも良好!
テヘランでは見つからなかったサイズを中心に、セレクトしました。
ドイツからの船便は多少日数がかかりますけれど、3月初旬には、皆様にご紹介できる予定です。
さてさて、トルコ出展者のコーナーでは・・・
今年も、あまりにぎわっているとはいえないようです。
ヨーロッパにより近いトルコは、バイヤーさんが直接トルコに買い付けにくるため、見本市では選ばないということかもしれません。
かく言う私も、トルコで手に入るものは、トルコで買い付けるためドイツでは、情報交換でお話するだけでした。
トルコ出展者の今年のオススメは、「パッチワークカーペット」。
アナトリアのオールドカーペットをはぎ合わせてつくるこのパッチワークが人気なのだそうです。
写真のブースでも、トルコから持ってきたピースは、壁に飾ってあるものも含めて、すでに全部買い手がついたんだそうですよ!
カーペットの人気コンテストも、投票してきました。
ゾランヴァリ社のギャベも魅力的だったのですが、今年は、新しく出品されたグループで、モロッコのオールドカーペットに一票!
トルコでいう、Tulu トュル に似ていて、ブランケットのような平織りにつむいでいない羊毛が織り込まれているワイルドなじゅうたんでした。
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