キリムについて

遊牧民が織る平織りの敷物「キリム」について、さまざまな側面からご紹介しています。

キリムについてよくあるご質問

キリムについてお客様からよくいただくご質問を、まとめました。

キリムの特徴について

キリムはどんな質感ですか?

キリムは平織りの織物ですので、毛足のある絨毯(パイル織り)に比べると薄手でクッション性は低いです。
麻の織物のようなさらりとした質感で、春夏も快適にお使いいただけます。もちろん天然のウール100%を使用していますので、冬もあたたかにお過ごしいただけます。

質感について アトピーがあるのですが・・・

キリムは平織りの敷物ですから、毛足のある絨毯のようにクッション性もほとんどなく、すべすべしたやわらかさはありません。ウールの質も、セーターなどに使われるやわらかなものとは違いますので、人によっては、チクチク、ザラザラと感じると思います。

長い間使われている間に踏みしめられて、余分な繊維が抜け落ちたキリムなどは、さらっとした表面をしていますし、複雑なジジムやスマック織りのように凹凸のある織り地のものはゴワゴワしているものもあります。

また、ご家族にアトピーなどのアレルギーの方がいらっしゃる場合、どのようにお部屋でキリムを使うか考慮されたほうがよいようです。
椅子やソファに座って、床から離れた生活スタイルの場合、とくに問題なく床の一部としてキリムを敷いていただけると思いますが、直接床に座ってくつろぐ生活スタイルの場合は、お部屋の環境やご家族の健康のことなど考慮して、慎重に選ぶ必要があると思います。

オールドキリムとはusedということですか?

古い時代に織られ大切に使われていた生活骨董としてのキリムをオールドキリムと呼んでいます。年代が古いだけで実際に家庭で使われたものも、また大切にしまわれていて、未使用のものもあります。
ガラタバザールでは、全てのオールドキリムをキレイに水洗いし修理などのメンテナンスを行って輸入しています。

▷ニューキリム、オールドキリムの違いについて詳しくはこちら

草木染のキリムが良質と聞きましたが、本当?

草木染(ガラタバザールでは天然染料と呼んでいます)は、19世紀まで一般に使われていたキリムの染めで、天然染料のオールドキリムは、現在では大変に価値のあるものです。

それ以降、様々な染料が使われ、発色のよいキリムが織られてきました。
現代では、天然染料の色を忠実に再現したキリムも織られていますので、お部屋の雰囲気に合わせて、色とデザインでお選びいただくことをオススメしています。

なお草木染100%のキリムには、商品名に「草木染」の表記をいれていますので、ご参考ください。

同じサイズでも価格に大きく違いがあるのはなぜ?

キリムは、サイズだけでなく、織られた時代、産地、状態、希少性などによって価格が異なります。

オールドキリムは、時代が古くなればなるほど、希少性も高く、お値段も高くなります。一方、新しいキリムは、目の細かさや染め、面積などから価格が決まっています。

モニターで見ている写真と実物は近い色ですか?

パソコンのモニターは光を通して物を映し出すため、 出来るだけ実物に近いようにとは心がけておりますが、どうしても実物よりも明るく見える場合があります。またPC環境によっても色の見え方が異なることがあることもご理解ください。

ガラタバザールでは、出来るだけ実物に近い色でご覧いただきたいとの思いから、キリムを太陽光で撮影しています。多少天候に左右されることもございますが、色だけでなく、全体の雰囲気をお伝えできるように心がけています。

黒や茶、グリーンやブルーの違いなど写真から分かりづらい点などは、なるべく文章にてご説明するようにしています。

キリムの使い方

床暖房やホットカーペットに使えますか?

キリムは天然素材のウールで作られています。接着剤や科学物質などは使われていませんので、熱によるダメージの心配もありません。キリムを床暖房やホットカーペットの上に敷くことで、熱を逃がさずに、あたたかにお過ごしいただけます。

キリムは夏も使えますか?

キリムは寒暖の差の激しい遊牧生活の中で生まれた敷物です。そのためもちろん冬だけでなく、夏も快適に使えます。キリムは麻のようなサラリとした質感でべたつき感がなく、フローリングだけよりもかえって快適に過ごせます。

キリムのにおいが気になります

人によって違いがありますが、敷いているキリムにウール独特のにおいを感じる方もいるようです。これは動物性の脂がウールに残っているためと言われています。

もし、最初に敷いたときにはほとんど感じなかったにおいが、だんだんと強くなったと感じるようでしたら、とにかくお天気のよい日に、外に出して干して乾燥させてください。一番の大敵は湿気です。

においが気になるお客さまのお話を聞くと、キッチンや加湿器のある場所、窓際の結露がある場所に敷いてあることが多く、湿気を含むとウールのニオイが強く感じられるのです。梅雨の時期にも同様のご相談を多くいただきます。
とにかく、乾燥させてください! ニオイが気になっても、ファブリーズはさらに湿気を増やしてしまいますから、ご使用にならないでください。

なお、新しいキリムにかぎっては、ウールのニオイでなく、漂白剤のニオイが少し残っていることがありますが、何度か陽に干してお使いいただくうちに、なくなりますのでご安心くださいませ。

お手入れについて

キリムは洗えるのですか?

トルコでは普通キリムを洗う習慣はないのですが、生活習慣の違いから日本のお部屋では清潔に保つために、お洗濯の必要も出てくると思います。
普段のお手入れは、掃除機を丁寧にかけてよくホコリをとり、時々陽に干す程度で大丈夫です。汚れがひどいと感じたときは、クリーニングしましょう。

ウール用の洗剤を使って水洗いすることができます。
⇒ご注意:キリムの状態は様々です。色落ち、質感の変化、型崩れなどが起こることも考慮して、よくご確認のうえ水洗いしてください。

50年以上経っている古いキリムについては、風合いを保つためにも、できるかぎりドライクリーニングをおすすめいたします。
ガラタバザールでは、お客様からキリムをお預かりして、トルコに送り、クリーニング(水洗い)と修理を専門の技術職人さんに依頼するサービスも、承っています。大切なキリムを長くお使いいただけるよう、メンテナンスをお手伝いいたします。

購入後のメンテナンスサービスはありますか?

ガラタバザールでは、購入後のお客様のために、クリーニングや修理のサービスをご用意しています。
クリーニング・修理をご希望の場合は、メールもしくはお電話にて、まずはご相談ください。

▷クリーニング・修理について詳しくはこちら

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