新品だけどオールドの風合い!
風合いたっぷりのオールドキリムと見間違うような、素敵なリプロダクションキリムを
4枚掲載しました。(5719,5720,5721,5722です)
このキリム、アンティークキリムのカタログからデザインをとって、古い時代に染められた毛糸を
使って丁寧に織られたリプロダクションキリムです。
新品のキリムとオールドキリムはどこが違うのか?? とお客様に聞かれたときに
「一番大きな違いは、
家庭で使うように自分たちのために織ったキリムか、
マーケットで売るために、または問屋さんなどに依頼されて織ったキリムか」
です、とお答えしています。
でもそれは、キリムを織る製作のきっかけのことなんですね。
織りあがったキリムに、違いはあるのか・・・ どこが違うのか・・・
その答えは、「色」だと思っています。
家庭で使うため、自分たちのために織ったキリムは、お庭でバケツ一杯分だけ
これから織るキリムに使う毛糸を染める。
途中で足りなければ、前のキリムの残りも使うし、ご近所からもらった毛糸も
あるかもしれません。
だから、一枚のキリムにたくさんの色が使われています。
「赤」といっても、トーンの違う赤が一枚のキリムにたくさん使われていて、
そこがオールドキリムの面白さであり、味わい深さなのです。
これに対して、商品として織られるキリムのほとんどは、
問屋さんが500キロも600キロも同時に、同じ色に染めたものを、
織り子さんの家庭に配ります。
ですから、一枚のキリムの中にトーンの違う色があることは珍しいですし、
隣の家で織られたキリムも、同じ色を持っているのです。
(これはこれで美しいのですけれど・・・)
今回掲載した4枚のキリムは、「色使い」で見分けるとすると、
限りなくオールドキリムに近いのです。
およそ50-60年前の古い時代に染められた毛糸を集めて織ったということですから、
織ったのが最近というだけで、キリムそのものは使われずにしまってあったオールドキリムと
ほとんど同じというわけですね。
キリムを細部までよ~く見ると、何色もの色が使われていて、
ぷいっと途中で切り替わったりしているのがわかります。
この再現というか表現が、もうリプロダクションの域を超えている!!
アンティーク的な価値にはこだわらないから、素敵なキリム欲しいと思っている方に、
ぜひぜひおすすめしたいキリムです。
アンティーク・リプロダクションキリム
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。