中央アジア・キルギスタンでつくられたフェルトのコスメポーチです。

キルギス共和国の北東部にあるイシククル湖という大きな湖の周辺で、その地域の自然素材のみを使って、地元の人たちの手によって一品ずつ丁寧に手作りされたハンドメイドの商品です。
大自然の中で育った羊の毛を刈り取って洗浄し、染色も地元でとれた自然素材を利用して草木染めをしています。エスパルセットの葉はグリーン、アプリコットはイエロー、タマネギの皮はやさしい淡黄色をつくります。白とグレー、ブラウンは染めていない羊そのままのナチュラルカラーです。

キルギスタンはかつては遊牧民の国で、遊牧民にとってのフェルトは寒い山岳地帯での生活に欠かせないものでした。それゆえフェルト作りは代々受け継がれてきた伝統工芸のひとつであり、昔ながらの手法で現在も作り続けられています。
「ウェット・フェルティング」といわれる手法は、羊毛を型にあわせてのせて、ぬるま湯と石鹸をつけてこすって形をつくります。そうすることで繊維がからまりあって縮絨・フェルト化して、つなぎ目のない立体形が出来上がります。
やわらかな手触りのよさとあたたかみが魅力です。

かつては遊牧民が暮らし、シルクロードが通っていた中央アジアのキルギス共和国。
北東部にはイシククル湖という大きな湖があり、いまなお手つかずの自然が多く残っています。



ソ連時代にオーストラリアからキルギスにやってきたメリノ種の羊たちです。春になって暖かくなると、毛刈りのシーズンの到来。一頭ずつ手作業で丁寧に刈っていきます。フェルト素材には100％メリノウールを使用しています。大自然の中で育った羊の毛を刈り取って洗浄し、染色も地元でとれた自然素材を利用して草木染めしています。やわらかな手触りのよさとあたたかみが魅力です。



すべて自然素材を使った草木染めです。エスパルセットの葉はグリーン、アプリコットはイエロー、タマネギの皮はやさしい淡黄色をつくります。白とグレー、ブラウンは染めていない羊そのままのナチュラルカラーです。



エスパルセットが広がる風景。全て地元でとれた素材を利用して作られています。地元の自然の恵みを受けた素材を使うことで、素朴でぬくもりのある優しい色あいになっています。



古代の岩画からヒントを得たデザイン。かつて遊牧民が岩に書いた彫刻（ペトログリフ）を、ひとつひとつ丁寧に針を刺して描いています。

キルギスの女性たちの作業風景。ウェット・フェルティングといわれる手法で製作中です。羊毛を型にあわせてのせて、ぬるま湯と石鹸をつけてこすって形をつくっています。そうすることで繊維がからまりあって縮絨・フェルト化して、つなぎ目のない立体形が出来上がります。

ふわふわの羊毛とニードル(針)で立体的な動物も自由自在に作ります。
細かい作業なので集中して丁寧に作られています。