ベースは染めていない羊毛のナチュラルアイボリー。
ベニワレンラグは、カーペットというより、分厚いブランケットやムートンのイメージに近い、やわらかなラグで、本来はテント内で寝具として使われているものです。このピースは、年代の古いオリジナルのラグの人気のデザインを再現して、現在、モロッコのマラケシュ近郊で織られている新しいラグです。オリジナルは、細長だったり、４ｍ以上もある大型だったりというサイズがほとんどなのですが、新品のラグはリビングに敷きやすいサイズで織られています。
毛足の長さ：約3～3.5cm　厚み：約2.2cm

モロッコの先住部族と言われるベルベル族の中で、ベニ・ワレン族は、北アフリカ・中部アトラス山脈一体に住み、都市文化から孤立して近年まで独自の文化を持っていたといいます。
２１世紀に入ってから、シンプルでプリミティブなラグに人気が集まり、注目されるようになっています。コーディネートの幅は広く、ウッディなフローリングだけでなく、大理石やタイルの床、色の強い敷きこみカーペットの上でも活躍してくれます。

モロッコで織られた、ウール100％、新品未使用の手織りラグです。毛足（パイル）が長く、毛糸の一本一本の撚りが甘いこともあって遊び毛が出やすく、お使いいただいてからしばらくは、フワフワと白いウールの毛が出てきます。モロッコでは、イラン等に比べると輸出前のメンテナンスが不十分であるためで、現地の方が織った原毛のラグがそのまま届いている状態とお考えください。ヘアブラシですいて余分な繊維を取り除くなどで、パイルにツヤが出て落ち着いてくることと思います。