アナトリアの西北部で織られた、伝統的な色使いのボーダーキリム。この赤と紺の伝統色は、トルコ民族が移り住む以前から暮らしていた先住民族「ユンジュ（羊毛を扱う人々）」が織るキリムに使われ、素朴ながら力強いデザインが多く残されています。
このピースは、穀物などを入れる袋として織られたものの表面で、モチーフ部分は手の込んだスマック織りでつくられています。

ベルガマチュアル・２０１８年買い付けのキリムです。当店バイヤーの好み（と現地の絨毯屋さんが考えているらしく）のため、特別によいチュアルが入荷すると、ガラタバザールのためにキープしておいてくれるのです。今年も、一つの家庭からまとまって状態のよいチュアルが出てきたよ、というのでまとめて買い占めて参りました。コンディションはエクセレント！ですので、古いものは好きだけどきれいなほうがいい、という方におすすめです。

織られた年代は古いのですが、大切に保管されていたもので、鮮やかな色合いが残っていて織りたてのようなきれいな状態です。ぎゅっと目が詰まった織り地です。スマック部分には厚みがあります。