小さなモチーフがモザイクのように織り込まれて、手の込んだデザイン。細かな織りのクラスで織られることの多いデザインですが、こちらはスタンダードクラスの織り目の大きなタイプで織られています。そのためモチーフがくっきりしていないところもあるのですが、本来のギャッベらしさが欲出ているともいえます。スカートをはいた女の子や、小さな動物たちなど、にぎやかで楽しいギャッベです。

毛足（パイル）を含めた厚みは1.6-1.8cm程度のすっきりした織り地。モチーフをくっきりみせるため、パイルの刈り込みはやや短めです。上下の房が巻いてあり、丁寧な仕上げ。

【ギャッベ・ノマド - Gabbeh Nomad -】遊牧民を意味するノマドと名付けられたギャッベ・コレクション。元来、ギャッベとは、毛足の長いラグを意味し、このクラスの織りの織物のことをいいます。ふかふかした厚みがあります。じゅうたんの結び目は１０ｃｍの間に２０～２５目ほどで、ギャッベの中で最もベーシックな織りのグレードです。デザインは、遊牧民本来の自由な感性や、長く織り継がれてきた伝統を生かしたものが多く、シンプルな単色のものからカラフルなタイル柄など、様々なデザインが織られています。ヤギやヒツジなどの動物、生命の樹などの定番モチーフが織り込まれていることが多く、一般的にイメージされる「ギャッベらしさ」が一番感じられるスタンダードなクラスです。