イラン・イスファハンの現代のペルシャ更紗を作っている工房や、イスファハンのバザールでアンティークを扱っているお店からゆずってもらった古いガラムカールです。

大きなボテ(=ペイズリー)が両サイドに置かれ、全体は赤と青に捺染されていて、赤青の混色と細かい白抜きがとてもきれいです。じゅうたんと同じように、端中央にペルシャ文字でサインが入っています。

ガラムカールはインドではカラムカーリ（kalamkari）と呼ばれ、小さい木版を手作業で丁寧に重ね、全体に模様をつけて染め上げたハンドプリントの布です。
アンティーク更紗とされるこのタイプの更紗は、インド南部で作られたもので、インドとペルシャの交易の中で重要な商品であり、密接な関係があったことを示しています。インドでは、国外へ輸出するための商品として、１０世紀後半から作られ始めました。
複雑なパターンは、木製の版で押すと同時に、インクとペンで手描きされています。

カーテンのような間仕切り、テーブルクロスやベットカバーとしてお使いいただける大きさです。コレクションとして壁に飾ってもすてきです。

経年変化による色あせ、ほころび等がありますが、新しい更紗では決して見られない版模様、サイズ感が魅力です。生地はとても薄いコットン布で、さらっとした肌触りです。

使われていたときの名残で、シミ、小さな穴、ほつれ等がありますますことをご了承願います。

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